お仏壇も、足すより整える
固定観念の断捨離
祖父が62歳で亡くなった時にやってきた、我が家のお仏壇。
あれから35年。
ずっと、
「お仏壇とは、こういうもの」
だと思っていました。

決まった仏具があって、
花器は対で、
色は金や黒が中心。
特に疑問に思ったこともなかったのですが、
先日、ふと気づく💡
なんで、こんな暗い色ばかりなの?
花器が重たすぎて、
可愛いお花を飾っても、なんだか似合わない。
そもそも、花器って対じゃないとダメなの?
「こんなもん」と思っていたことに、
急に「???」が飛び交い始めました。
一旦、何もなくしてみる
そこで一度、仏具を全部出して、
お位牌だけにしてみることに。
すると、
お仏壇そのものが、めちゃくちゃ綺麗✨
今まで仏具に目がいっていて、
このお仏壇自体をちゃんと見ていなかったのかもしれません。
だったら。
「仏壇用」として揃えたものじゃなくても、
我が家にある好きなものを使えばいいんじゃない?
そう思ったら、急に楽しくなってきました。
キャンドルスタンドは、
買ったものの使う機会がなかったアンティーク。
線香入れには、
祖母が旅先で買ってきたベネチアンガラス。
先日の家具移動で行き場を失っていた一品。
線香立ては、
これも祖母が旅先で買ってきた、出番のないキャンドルホルダー。
しかもこれ、少し前まで断捨離対象でした(笑)
敷いてる黒いトレーは、
硯石でできた器。
こちらも日常ではあまり出番のない一品。

お花は、その時のお花や気分に合わせて、
今回はバカラのグラスに。

お水入れも、それに合わせて選んでみる。
「仏具だから」ではなく、
今日は、これ。
そのくらい自由でもいいんじゃないかと思うようになりました。

お花を選ぶ楽しみ。
花器を選ぶ楽しみ。
季節や気分で少しずつ景色が変わる。
そんな楽しみが急に増えた、
我が家のお仏壇です。

何より、
戸棚で眠っていた物や、
祖母が旅先から連れて帰ってきたものが、
今度は祖母のお仏壇で使われている。
それも、なんだかいい。
昔ながらの形を守ることも、もちろん大切。
でも私にとっては、
毎日目にして、
毎日気持ちよく手を合わせられる場所であることも大切です。
お寺さんが来られる日はどうしよう
お寺さんが来られる時は元に戻す?
一瞬そう思ったけれど……
それも、なんだか違う気がする(笑)
式たりと違うじゃないかー!
と怒るご先祖様なら、
私には不要です(笑)
きっと祖母や祖父なら、
「また、好きなことして」
くらいで見ている気がします。
35年間、
「こういうもの」と思っていたお仏壇。
何か新しいものを買い足したわけではなく、
むしろ一度、全部なくしてみたら、
今まで見えていなかったものが見えてきました。
暮らしも、身体も、
そしてお仏壇まで。
足すことで整うとは限らない。
お仏壇も、足すより整える。
そして結局ここでも、
頑張るより、整える。
でした。
