使わないなら、違う使い方を|紋入りの漆器を暮らしに戻す
昭和の産物
断捨離の一環で、
家の中のものを引っ張り出していると、
「こんなんあったんや」というものが、まだまだ出てきます。

たとえば、紋入りの塗りのお道具箱。
そして、お祝いの時に使っていた紋入りのお盆。
どちらも、とても丁寧につくられたもの。
黒塗りに金の紋が入っていて、今見てもやっぱりきれい。
でも。
使わない。
お祝いのお盆なんて、
結納文化も薄れてきた現代、
次はいつ使うんやろう。
だからといって、
「使わない=捨てる」でもない。
眺めながら思う。
さて、何に使おう。
「これは○○用」を外してみる
お道具箱だから、お道具を入れなくてもいい。
お祝いのお盆だから、
お祝いの日だけに使わなくてもいい。
「これはこう使うもの」
そんな名前や役割に縛られているから、
普段の暮らしから遠ざかっているだけなのかもしれない。
黒塗りに紋。
余計な装飾がなくて、
よく見るとなかなか格好いい。
だったら、今の私が使いたくなるものとして、
もう一度暮らしの中に戻してみたらいい。
手放す前に、役割を手放す
断捨離をしていると、
残すか。
捨てるか。
その二択になりがちだけれど、
「昔の使い方を手放す」
という選択肢もある。
モノそのものを残すのではなく、
「○○用」という固定観念を先に断捨離する。
そうすると、昔のものが急に、
今の暮らしの道具に見えてくることがある。
大切なのは、
「昔、何に使っていたか」ではなく、
「今の私が、これを使いたいか」。
さて。
紋入りのお道具箱と、お祝いのお盆。
何に使おうか。
こうやって考えている時間も、
断捨離の面白いところです。
最終は、引き算。
でも、引くのはモノとは限らない。
今回はまず、
「昔から決まっていた使い方」をひとつ、引いてみます。